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2005年分

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時代の流れ

2005-09-21

毎月のように車、時計の雑誌を買っていて、最近気付いたこと。やたらに付録が多い。確かにこんなものがついていると、何か得したような気になるけど、DVDがついているモノが多いような?!

いちいち取材者のインプレッション記事よりは影像の方がいいとも思うのだが、期待して見てみると案外で「ふ〜ん!?これで本が高くなっているワケだ!」と感じてしまう。これらの画像は一部ネット上でも見ることができるから、これらのオマケはますます増えていくのかも…。 

でも本の良さって、その記事を見て読んで、イマジネーションを自分自身でふくらますことができる点にあったのではないかと思う。そしてそれはとても楽しい時間だった。

今僕はこの原稿をペンで下書きしている。ワープロ等を使えばどんなにむずかしい字もスラスラ・バッチリ!!という感じでできるし、いつもいくyoさんを迷わせ悩ませている、この下書きのメチャメチャ汚い乱文も、気持ちよく解読できるはずだ。

今ではケータイで簡単メール、色々話さなくても即メールでOK!!でもあなた漢字書けます?……。ちゃんとした文章書けます?ウ〜〜ン??しかし今、「手紙を自筆で書くことあります?」って逆に訊かれてしまいそう。瞬時に電話はつながり、メールが届く。すごい時代になってしまったものだ。

「フーテンの寅・男はつらいよ」のラスト、寅さんが旅に出てしまって、その後必ず手紙で自分の居場所を書いているシーン。今頃あの人(マドンナ)はどうしているだろうか?と想いをめぐらしている…。こんなシーで、寅さんがケイタイでメールを打っていたら…。全部ぶちこわしになりますね。

DVD、雑誌、インターネット、など情報があふれているこの時代、自分に必要なものはこれだというものさえ持っていれば、情報に押しつぶされたり、流されたりなどしなくて済むのかな?古いやつだとお笑い下さい。

夢の中

2005-09-12

昨夜は後楽園球場で、王がホームランを打ってスカッとした。まだ若い僕は「カナダドライジンジャエール」で乾杯。(本当は“男は黙ってサッポロビール”を飲みたかったけど)!

レコードでも聴こうと本棚のコレクションを探す。「ジミー・ヘンドリックス」「サンタナ」「ローリング・ストーンズ」「ドアーズ」もいいなあ。「ビートルズ」は聞きあきたから「モンキーズ」にするか。ウ〜ンこのバンドはニセ物と聞かされたから気分が悪いし、さわやか系の「ビーチボーイズ」にしよう。

サンスイのスピーカーからあのサーフサウンズが………対照的なハードな「レッド・ツェッペリン」も後から口直しに聴こうっと…。でも先週テアトル福井で見た映画「イージーライダー」よかったよなあ。 

ピーター・フォンダ」もよかったし、「デニス・ホッパー」も、売り出し中のあの若い「ジャック・ニコルソン」も面白かったし、何より二人が「チョッパーバイク」で走る際の音楽、これが最高だった。

ステッペンウルフの「ワイルドで行こう」とか、バーズの「鳥になりたい」とかカッコイイー!!映画は本当に好きだな。

今、実は恋愛進行中の僕はフランス映画にも眼がないのだ。「ルノーベルレー」の「さらば夏の日」「個人教授」この映画のヒロインの「ナタリードロン」が悪い女で、これがまたたまらん。年上の人もいいな〜〜、実は!?映画の中でイカス車が出てきた。 

レーサー役の「ロベール・オッセン」が「ランボルギーニ・ミウラ」乗っているのだ。それを「ベルレー」がホンダの「ラッタッター」に乗って追っかける。「フランシス・レイ」の映画音楽も素敵だったし、「ニコール・クロワジール」のボーカルもよかった。

いつかこんな映画たちを、自宅で繰り返し見ることができたらいいのにな〜〜。パンフレットを眺めるだけ、レコードを聴いてガマン?!いつかきっと、この「8トラカセット」みたいなパックに入った映画を買って自宅で見られる日が来るよ…。 

しかし僕が無理して買った車。「未来から来た車」セリカ、「フルチョイスシステム」で、ボディタイプ、エンジンが選べる。

ET、LT、ST、GT、1500cc、1600cc。室内はトヨタのT文字をイメージした「Tボーンダッシュ」そのセンターにカセットデッキがオプションでつく!10cm×15cmのカセットだが音質は最高にいい。

太田裕美の「木綿のハンカチーフ」が大流行で、もちろん車の中で隠し聴き。給料が残業をして32000円の中で、この「未来から来た車」を未来まで長い分割で払うんだ。ツラー!!

メッキホイール」を付けたいけど、ワイドで我慢だ。タイヤは当然ホワイトレター。「ファイアーストーン」「グッドイヤー」「BF・グッドリッチ」……タイヤサイドの白い浮き文字がかっこいい。 

基本給28000円也。これでも今、1970年代では高い方なのだ。休みの日は、部屋でレコードを聴いているか、車でドライブ、または映画だった。ところがボーリングがブームになったものだから、「マイボール」に「マイシューズ」。「パンタロン」をはいて颯爽と決めて仲間とボーリング場へ。

彼女とデートの日には、朝から「チャールズ・ブロンソン」のCMでおなじみの「ウ〜〜ン・マンダム!」でニオイをプンプンさせて、いざ出撃!とにかく休みの日には常に動いている。

ドルショック」で1ドルが360円から308円になって、外国商品が少々買いやすくなったぞ。しかも海外旅行も夢ではなくなるかも?友人が新婚旅行でなんと「タヒチ」へ…。うらやましいなぁ…。いやいや僕は「青年は荒野をめざす」で「幸せに背をむけて」なので、ワンパターンな人生は歩みたくない。!!

革マルヘルに「ガツン」と来て目がさめた!あ〜ぁ夢か!近頃あの頃の事、よく思い出すんだよな〜。70年代は忘れられない時代だったのだ。


美しい森?

2005-08-31

久しぶりの休日に富山方面へ行ってきました。やはり、緑あふれる山の方へ…。深い黒い森と山、美しいなあ、日本は環境を破壊していると嘆いてきたけど、けっこうまだ大丈夫?杉林、見渡す限りの杉林、針葉樹、ウ〜〜ン。

でもなんとなくちょっと違うような気も…。白山麓はこんな色?というか?山の色が少々違うような気が…?

落葉樹があり、紅葉もするし、落葉する。それで四季の移り変わりを見ること、感じることができるのに、楽しめたのに…。それでも緑に包まれた山の中は、空気が気持ちいいですね。ひんやりとして、とても美味しかったです。

家に戻り、その夜あるテレビ番組を見ていたら“ビックリ”今日自分がどことなく感じていたことがズバリ当たっていました!!そう本来の日本の山には、杉の木がズラッと並んでいることはあり得ないとか!

これは“生めよ増やせよ”の消費大国日本ならではの人工林だった。建築用材として“植林”された、いわば造られた森だった。

杉は季節に落葉することはなくて、ほとんど一年中深い緑だから、森の色は年中ほとんど変わらない。これが実は日本の森の「生態系破壊」だったのだ。鬱蒼として風も流れず、しかも暗い。暗いから小さな花も咲かない。光が届かないのだ。 

この地球の片隅の小さな島国日本は、もともと世界でも類を見ないほど、豊かな自然に満ちあふれた地域だった。人はその自然に手を入れて、破壊したあげくに放棄した。杉林は手入れを怠ると、今のように荒れてしまうのだ。

紅葉する山々は、ブナ、ミズナラ、カエデ、ドングリ、クリ等の落葉樹で構成されている。春は新緑、秋には紅葉、そして冬には葉を落として、じっと春を待つ。落ちた葉は、水を蓄え、微生物によって分解されて、土を造る。蓄えられた水はその栄養分と共にじわじわ流れ出し、野を潤し、最後には海の生き物まで育てる。

自然生態系を破壊された山には、もはや水を蓄えておく力がなく、土砂災害などの原因になっている。本来の自然の山のサイクルは、広葉樹の木の実が小動物を育て、それをエサに猛禽類が繁殖している。

ツキノワグマもミズナラやブナの実を食べて、冬眠に必要な体力を養う。昨今の熊騒動は、山の奥のミズナラなどの実りが不足したために起きたものだ。広葉樹の森は、人間を含めたあらゆる生物にとって、大切な生活の場であり、もっともバランスのとれた生態系だった。

人間の欲、身勝手により結局は私たち人間がひどい目にあうことになる。自然を、見方を変えて見直した時、今の政治同様、人の身勝手さが生んだ現実が見えてしまうような気がする。

ペース

2005-08-23

久しぶりに昼間発着する飛行機に乗った。今までは仕事を片づけ、薄暗い中でのフライトで、窓の外はほとんど雲と闇。

仕事先、仕入れ先の都合で、最近は最近は行き帰りの時間帯が大きく変わり、慣れない時間帯になってしまったのだ。

行きは小松空港から羽田、そしてモノレール、JRと乗り継いでホテルで一泊。翌日早朝からスタート!というのが今までのパターンだったのが、この春からは、朝一番のフライトで小松が9時発すなわち7時起きのの慌ただしさ。

羽田に着くやいなや、各電車を乗り継いで、仕事先まで一気に行かなくてはならないのだ。そして夕方からオークションスタート。終了したら完全な夜。オークション会場は、都心からは思いっきり離れた田舎。

真っ暗な中、空き腹を抱えて都内までの電車の遅いこと!ゴトンゴトンシュ〜〜!?昼の時間帯は自分も電車も気合いが入っているのか(?)すごく速く感じるのに、夜はすごくのんびりモード?!ホテルにたどり着くと9時過ぎ。

今まではオークションが終了してから、友人の車でいろんなショップを次々と渡り歩けたのに、今回からはそれはもう大変なのだ。

だって次の日には帰らなくてはならない。東京他関東のお店は10時や11時にオープンするので、朝一番から動けないのだ。彼らのペースに合わせていると、その日も帰れなくなってしまうかも…。

そんなこんなで何かペースというか、リズムが狂ってしまって、仕入れがうまくできなくなってしまった。どうしよう!やっぱり時代はインターネットに押されているのか。古式ゆかしく、一台一台のんびり吟味している時代ではないのか?何か違いますよね。ボタンを押してDVD買うワケじゃないのですよ!!

インターネットと実車

2005-08-18

インターネットがきらいといいながら、当ホームページはすでに4年目に入りました。カウンターもすでに10万の大台が間近です。

昔人間の私にはなじめない点が多く、いまだにいくyoさんにたよって、「ああだ!こうだ!」とワガママを言って、日々の更新をお願いしています。

しかしさすがに時代の流れなのか、信じられない遠方の方からメールをいただいたり、お車をお買いあげいただいたりと、正直びっくりしております。

お客様にすれば「高いものであっても、良いものを手にしたい」という、その想いを決して裏切ることなく、お客様の夢の実現のお手伝いをしたいと考えております。

その想いを、ネットの画面を通じて、その良質感から車の履歴まで、理解して頂きたく今も努力しているつもりです。

自分がネット画面がイマイチ好きになれないものですから、その車の良さを表現するのはなかなかむずかしい面はあります。本当はやはり実車をご自身の眼で確かめてもらうのが一番と思うのですが。

当社はすごい田舎で、お客様はビックリされるかと思います。でもこのショールーム内は“田園調布”とまではいかないまでも、“青山”くらいのつもりでいます。今後もさらに“いいモノ”を心がけます。はるばるおいでいただいて“失望”はして頂きたくありませんので……。