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No.16

No.15でストップして以来、友人、知人、お客様から実に多くの叱咤激励(かなりの心配も)をいただき、なんとかNo.16のお話が少しできますような次第です……(^^;

美しいシートカバーを大切にかけていたのに、実に長い歳月(?)を経て、お見事!!な汚いホコリだらけ、クモの巣だらけのカバーになりはてておりました。でも今度こそは“オイルタンク”をつけてしまおう!でないと、今度はせっかく苦労して載せたエンジンがダメになってしまうのだ。事実、下からのぞくと、クランクケース、シリンダー付近で、また、例の特有の白いプツプツした腐食が始まっていた。早くタンクを付けて、オイルを満たし、“火”をいれてやらなければと、気が焦るばかり。そのくせ結局1年余り?ほったらかしで……。

 そして、今回こそは付けました! ついに!! 収まりよく!!! この写真で分かりますか? 標準みたいになりました。赤いオイルフィルターを付けて、そしてエンジン下からブラブラしていたホースもジョイントし、新品のリターンホースも取り付けて、と。

この911は、エンジンフード内の右側の給油口からこのタンク内にオイルを補充できるようになっています。タンク内は常に6〜7リットルの容量で、エンジンから圧送されて流れて来るオイルを一旦このタンク内に保持するのであります。なぜ?   そうそう、911は“水平対向エンジン”だからです。それをさらに低くマウントして重心を低くするため、本来普通のエンジンならオイルを溜めておくオイルパンを持つのに、この911はオイルパンなしの“ドライ・サンプ”なのです。まるで人間の身体の循環器のように作動し、“生”を得るのです。

 久しぶりにカバーを外し、リフトもここまで降ろしてみると、やっぱしカッコイイ!! 早く走りたい!です。

次回は1年も空けませんから待っててくださいね。では。
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